コッパイ星は『ピクミン3』に登場する惑星の一つ。
星暦20XX年、第五次ベビーブームによる爆発的な人口増加と無計画な気質が原因で食糧難に瀕しており、アルフたち3人の調査隊をPNF-404と名付けた星に送り込む。
地理[]
月を保有すること以外にその全容は明かされておらず、ピクミンの星とは27万9千光年もの距離がある[1]。このような距離の示唆は、コッパイ星がたった10万光年ほどの長さの天の川銀河の外に位置するからである。このコッパイ星 (おそらくホコタテ星も) の示唆は、天の川銀河の外輪を囲む多くの小銀河のうちの一つに位置すると当てはめられる。地表は作中で一切明かされていないが、オープニングではコッパイ星は雲の大きな塊で覆われており、高濃度の大気を保有すると思われる。
コッパイ星はちょうど地球のように傾いた軸で回転している。しかし、月は垂直に、北から南へ反時計回りに回転しており、この軌道のタイプは実在する天体で目撃されたことがない。
ブリトニーによれば、コッパイ星はPNF-404よりも重力が10倍強く、酸素濃度はPNF-404の方が3倍高い。この強力な重力は天文学的観点から、PNF-404よりも10倍大きな天体であることを示している。
始まりの森にて、その日の終わりにいにしえのパケシスを持ち帰ろうとしても拾わず、アルフはコッパイ星の土地と似た砂漠がジャングルの向こうにみつかったと述べる。
生命[]
コッパイ星人の他にも生物がいるかどうかは明かされていないが、チャーリーがレンジャー時代に数々のあひるを救ったことから、あひるかあひるに近い何かは存在するとみられる。
コッパイ星人[]
ホコタテ星人とよく似ており、知能を持つ同程度の小型人種である他、同じかよく似た言語を話しているようにみられる[2]。しかし、ドレイク号のアルフとブリトニーの会話によれば、コッパイ星人は好き嫌いが激しく、野菜などのものは好まない。
政治[]
ピクミンの世界において、ポコは世界共通の通貨であるとみられ、コッパイ星人もポコを使っている。
コッパイ星人は DNAレベルで食べることを止められず、またそれを止める術をもたないため、非常に脆弱な政治形態をもつか、無秩序に食料を消費していると思われる。しかしブリトニーはアルフとの会話で選挙について言及しており、コッパイ星には大統領や自治体長の類がいる模様。
余談[]
- 名前の由来はかるた製造業が主だった当時の任天堂の社名「任天堂骨牌(にんてんどうこっぱい)」からきている。(かるたはポルトガル語のcartaが語源で、当て字に中国語でかるた等を意味する骨牌が使われていた。)
- コッパイ星の歴史背景は明かされていないものの、コッパイ星のある一点は我々の中世時代に似ているようで、アルフは日誌で隠喩に"両刃の剣"を使っている。
- PNF-404の酸素量はコッパイ星の3倍であり、地球の酸素量は大気のうちの21%である。これは、コッパイ星の酸素量が大気の7%であることを意味する。
- アルフ・ブリトニー・チャーリーの3人の名は軍隊などでのアルファベットの数え方「アルファー・ブラボー・チャーリー」が元ネタだと思われる。