ダイオウデメマダラはピクミンシリーズに登場する敵キャラクター。
概要[]
その名に恥じぬ正にデメマダラ界の大王の風格をもつ。胴体は種の特徴であるマダラらしき部分は見当たらない代わりに、攻撃の効かない硬質化した皮膚をもち、顔面部からの攻撃しか受け付けない。皮膚はたるみ、クマチャッピーのそれとも比較にならないような分厚い唇で覆われた大きな口をもち、他のどのデメマダラ種とも異彩を放っている。鼻もただ顔の先端に穴があるだけでなく、犬などのそれのようにパーツとして発達している。
普段は地中に埋まっており、目を出して地表の様子を伺っている。ピクミンたちが近寄ると大きく飛び出してきて襲ってくるようになる。身体は大きく重いため他のデメマダラ種に比べ足取りは遅いが、それに似つかわしくないジャンプ力をもち、これを使って足下にいるピクミンを潰してきたりもする。紫色の長く大きな舌をもち、ピクミンを捕食する際はよだれをたらしながらピクミンをからめとってくる。
登場作品[]
- ピクミン
- 最後の試練というエリア名の通り、本作のラスボスとして登場する。背中にはデメマダラタケと呼ばれる特殊なキノコを生やしており、埋まっている最中は目と共に地表から生えたような外観になっている。倒すと5ペレット5個とへそくり金庫を吐き出して砂の中に消えていく。死体は残らない。
- ピクミン2
- 本作には複数個体登場し、その全てが若年期である。1作目の個体と比べて体力が低く、デメマダラタケも生えていない。地面に埋まっている隙に紫ピクミンを連続投げしてしまえば数秒で倒すことができる。また、地下洞窟内でしか登場しない。ピクミンを混乱させ、同じ階層にいるダイオウデメマダラを起こす咆哮を使う様になった。バクダン岩を食わせるとダメージと共に一定時間ダウンするが、今作のバクダン岩は持ち運べないのでダイオウデメマダラをバクダン岩のところまで誘導して食わせる必要がある。今作ではちゃんと死体が残る。重さは20。
- Hey! ピクミン
- エリア8・原生のかおりのボスとして復帰。作中唯一の個体が成体で登場する上、バクダン岩を用いた戦闘であるなど、1作目を彷彿とさせる。
- ピクミン4
- 『2』と同様に複数登場。けだものの王国での初登場時点で2体同時に登場する。
- また『1』でのラスボスにあたるものが長寿個体であることが公式に名言され、コウテイデメマダラという名称が新たに設定された。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
- スピリットとして登場。キングクルールをボディとしており、その場で飛び上がって押し潰す攻撃である下スマッシュ攻撃を連発する。
作中での説明[]
- ピクミン エンディング
- 背中にデメマダラダケという特殊なキノコが生える。
- ピクミン2 生物図鑑
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- オリマーメモ
- イヌムシ科で最大のもの。普段は眼以外を地中に埋めてじっとしている。獲物が近くを通ると体を起こし、粘着性の舌で絡めとって食べる。
皮膚は厚く、もり上がって角質化し、まるで石のような質感である。雨季を越え、コケが生えるようになると、もうただの岩のカタマリにしか見えない。
- ルーイメモ
- 舌をシチューに。絶品。
- Hey!ピクミン 生物図鑑
- いつもは地中に体を隠してじっとしているがエモノが近づくと身を起こして襲ってくる。大食いで口に入ったものは、爆弾であっても飲み込んでしまう。これくらいの巨体になると例えドルフィン2号機でも口に入れそうだ。こ、この地域に墜落しなくて良かった……。
余談[]
- 『ピクミン3』では未登場であるものの、ROM内には未使用データが存在している。
他言語での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Emperor Bulblax エンペラー バルブラックス |
Emperor=大王 + Bulb=球根 + lax=だらしない |
ドイツ語 | Fürst Knollenauge |
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スペイン語 | Bulbo emperador |
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フランス語 | Empereur Bulblax Roi Bulblax Bulblax empereur Roi bulblax |
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イタリア語 | Bulbico imperiale |
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オランダ語 | Keizerbulblax |
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韓国語 | 대왕툭눈점박이 왕툭눈점박이 |
関連記事[]
- クイーンチャッピー - 同じく(女)王の名前を冠したチャッピー。英語版でもダイオウデメマダラが「Emperor」(皇帝)なのに対して、クイーンチャッピーが「Empress」(女帝)である。