概要[]
その名の通り、巨大な玉のような黄金色の身体をした巨大原生生物。玉の部分から長い脚が4本生えており、接地部分は平たくなっている。玉の部分に器官が集中しており、眼や口は見当たらない。甲殻からは蝋が分泌されており独特な模様や艶を形成している。蜘蛛と名前に付くが、クモ類とは全く別の科と述べられている。シリーズを代表する原生生物の1種であり、本編では毎作品派生種が新登場している。『3』『4』では派生種のみが登場し、ダマグモは登場しなかった。
出現位置に行くと天井から落下してきて、巨大な足による踏み潰しで攻撃してくる。脚にはピクミンの攻撃が全く通らず、むしろ潰される。玉の部分が弱点であり、ここにピクミンをくっつけることでダメージを与えられる。ピクミンを振り払う前に体を上下に数回揺する。普段は玉の位置が高く黄ピクミンでないと届かないが、しばらくすると休憩なのか足を止めて玉の位置が下がり他のピクミンでも攻撃できるようになる。
体力が減ると身体が黒煙を上げて崩れ始め、撃破すると玉の部分がくす玉のように割れ、跡形も無く消滅する(『2』では脚に電流が流れる)。未だに謎の多い生物であり、プレイヤー間では機械ではないかとすら言われている。
登場作品[]
- ピクミン
- 樹海のヘソに生息。ガードサテライトを持っているため、必ず倒す必要がある。
- また、店頭用の体験版では希望の森のフタクチドックリがいるエリアに配置されていた。
- ラスボスのダイオウデメマダラ以外では唯一専用BGMのある生物でもある。
- ピクミン2
- 今作では身体の模様と艶がよりはっきりとした他、唸り声のような音を発するようになり、前作に比べるとより重厚感が出ている。
- クモの根城のボス。撃破するとあのカギを落とす。
- 百戦錬磨の穴の14階にも出現し、こちらはなつかしのジャイロブロックを落とす。
- 更に31日目以降のまどいの水源にもクマチャッピーと共に出現。拠点前に降ってくるのでかなり面倒。倒すと大量の1ペレットを落とす。
- ピクミン3 デラックス
- ハゲダマグモのオリマーによる解説の中で名前が挙がる。
- また、サイドストーリーの最終ステージではダマグモオマージュの黄金のハゲダマグモ(とケダマグモ)が出現する。
作中での説明[]
- ピクミン エンディング
- 甲殻表面から分泌する鑞で独特の模様とつやがある。
- オリマーメモ
- 分類にクモの名がついているが、正確にはクモ類とはまったく別の科である。脚につられるように下がる球状部分に器官のほとんどが集まっているため、外からは頭部や腹部に当たる部分が見当たらない。甲殻表面から分泌するロウで風変わりな模様とつやがある。
- ルーイメモ
- 注意!食べられません。
余談[]
- 『クモの根城』最終フロアでは蜘蛛の巣のような影があり、その中心付近に行くことでダマグモが降ってくる(これは『百戦錬磨の穴』最終フロア、ゾウノアシが出現するエリアにも同様のものが見られる)。このことから、ダマグモには実際の蜘蛛と同じように糸を精製し、自分の巣を張るという性質があると考えられる。ダマグモインフェルノが蜘蛛の糸のようなものに掴まって待機していることもこれを裏付けていると云える。
- 口が一切見当たらないがどうやって栄養を摂取しているのかは不明。プレイヤー間では足から大地のエキスや獲物の体液を吸収しているという説や、マリグモのように身体が割れて捕食するという説などが挙げられている。
- また、食性そのものもよく分かっていない。ペレットを落とすところからペレット食の可能性もある。因みに近縁種のハゲダマグモはヒカリのミツを摂取する可能性が示唆されている。
- ダマグモキャノンのオリマーメモではダマグモを性格がおだやかで、これといった天敵もいないと評している。
天敵がいないのはまだしも、性格が穏やかとはとても思えないが… - ゾウノアシのオリマーメモ曰くダマグモ科の生物はケイ素からなる外殻、軟質重金属の内臓を有しており、活動を止めると共に爆発、爆発にいたらずとも気化熱によって内臓が溶けるとのこと。本当に生物なのだろうか?