ピクミンWiki
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ふしぎな生きもの、ピクミンとの新しい冒険
ピクミンの力を借りて、見知らぬ惑星を探索しよう!

—パッケージ裏より

テンプレート:Info game

ピクミン3は、2013年7月13日に任天堂から発売されたWii U用ゲームソフト。

概要

ピクミンシリーズの第3作目で、前作『ピクミン2』から実に9年ぶりの新作である。食糧危機に瀕したコッパイ星人が、ピクミンの星に食料(果実)を調達しにいくストーリー。 今回はリーダーが3人になり、オートで目的地まで移動する機能を使うことで、これまでもさらに段取りを組んだ探索をすることができる。各媒体でもしばしば"段取り力が試される"ゲームであることを売りにし、GPADを利用した新たな機能も含め『1』への原点回帰を意識した作品になっている。その影響として、前作に登場した地下洞窟やゲキニガスプレーの廃止、紫ピクミンおよび白ピクミンのストーリー未登場などが見られる。

『2』から9年もの時を経てグラフィックが大幅に向上し、よりフォトリアル的な表現がなされている。

ムービーや図鑑を除き、今までプレイ中オリマーたちは基本的に終始無言で『2』のドルフィン初号機くらいなものだったが、アルフたち3人は探索に合わせてリアルタイムで会話するので、特に敵との戦闘中などは臨場感のある仕上がりになっている。

開発経緯
元々E3 2008での宮本茂のコメントにおいて、Wii用として開発していることを発表していたが、E3 2011で宮本茂らの回答でWii U向けに開発を切り替えたことが明かされた。E3 2012におけるプレゼンテーションの冒頭でPVが大々的に公開され、名称が正式に発表された。こちらのPVはミッションモードのプレイ模様を主体に構成され、BGMもミッションモードのものが使われている。PV内では未登場のプレイヤーやステージも確認でき、岩ピクミンの手足の色や、ロックオン時のエフェクトなど完成版との細かい仕様の違いが見られる。2012年のWii Uローンチ発売に向けて開発が進められていたが、その後2013年に発売が延期となった。

ストーリー

コッパイ星人であるアルフ、ブリトニー、チャーリーが食糧危機である母星を救うべく宇宙船ドレイク号に乗って食糧を求め惑星「PNF-404」に向かった。だが、着陸寸前でアクシデントにあってしまい3人バラバラに散ってしまう。アルフは降り立った先でピクミンと出会う。だが、コッパイ星に戻るために必要な「ワープ・ドライブキー」を紛失したことに気づく。アルフはブリトニーとチャーリーに再び会う為、また、母星に持ち帰えれる食糧を集める為にピクミンと共に冒険を始める。

キャラクター

プレイヤーキャラクター

ピクミン

ピクミンは今までの5種に加え、新たに2種のピクミン が登場する。

全モードで登場

ミッションモードのみ登場

原生生物

前作以前から登場する生物のほとんどは『3』においてリデザイン、及びディテールの作り込みがなされている。また、没データにパンモドキやダイオウデメマダラなど既存キャラや、名称不明のいくつかの新生物が確認されている。
今作のボス戦には新規BGM、中ボスには『2』のボス戦BGMのアレンジver.が設けられている(が、あくまで中ボスだからか、反撃パターン時の壮大な部分はカット)。ラスボスはもちろん専用の新規BGM。
リスト表示

テンプレート:原生生物リスト/ピクミン3

エリア

果実

詳細は「果実」を参照(果実レポートは各果実ページに記載)

果実から採取したジュースが毎晩の食料となり、本作において"生命維持装置"的役割を果たす。全30種類で計66個=最大で99日分の果実が回収可能で、お宝のように全回収することも、自身のプレイスタイルに合わせて最小限の回収に止めることも可能である。ゲームのテンポは少々損なわれるが、果実を回収する度にジュースを精製して瓶詰めするムービーが流れる。プレイ後生搾りジュースを飲みたくなること請け合い。果汁1.00=1日分で、半日分の果汁はその次に採取したものとでミックスジュースになり、色も混ぜ合わさる。初めて果実を回収した際は、ブリトニーによる果実レポートがGPADで随時読めるようになる。

アイテム

パケシス

『2』でのスフィアマップ、ジオグラフィックシステムにあたり、回収するとストーリーが進行する。

いにしえのパケシス
ヨロヒイモムカデが飲み込んでいる。回収すると迷いの雪原に行けるようになる。
折れたパケシス
オオスナフラシが飲み込んでいる。回収すると交わりの渓流に行けるようになる。
 

強化アイテム

回収すると様々な機能を利用できるアイテム。回収しなくてもストーリー進行に問題はなし。いずれもガチャガチャのカプセルの様なものに入っている。

ヨケ笛
『3』での新たな要素で、回収すると十字キーの左右で"ヨケ笛"が使えるようになる。使用時は笛音と共に隊列が転がるように左右に移動する。
アンチ・エレキ
前作にも登場。宇宙服に耐火性能が備わるアンダーウェア。
フレア・ガード
前作にも登場。宇宙服に耐電性能が備わるアンダーウェア。
メタルスーツZ
前作にも登場。宇宙服の耐久力をアップするアンダーウェア。

その他

大地のエキス
ゲキカラスプレー(ゲキカラエキス)
バクダン岩
再び『1』のピクミンサイズになり、今度は全てのピクミンが扱える。
ルーイ
救難信号を受けて交わりの渓流に向かいタテゴトハチスズメを倒した時と、再会の花園で食料を盗みルーイが逃走した先でヌマアラシを倒した時の2度回収することになる。1度目の回収時の名は「ホコタテ星人」、2度目は「要注意人物」。

航海日誌

ピクミンを消滅させてしまった・作業に無駄が多かったなどやり直したい時、過去に戻り、エリア選択の段階からやり直すことができる。ただし遡った先でセーブをしてしまうとそれまでの日誌はリセットされてしまうので注意。

GPAD

現実のGamePadと連動しており、より世界観に入り込んだプレイができる。マップ上をタッチホールドするとカメラを鳥瞰にしてエリア全体を見渡し、2画面でピクミンたちの作業や生物の様子を確認できる。(テレビ画面利用時のみ)未探索場所は黒いモヤがかかる。見渡し中は全ての動作・作業がポーズする。また、隊員で探索を手分けさせたい時、マップ上の行きたい場所を指示して「ここまで移動」機能を使うと、隊列ごとオートで目的地まで移動してくれる。バックグラウンドでも可能なので、移動している間に他の隊員で作業できる。また、エリアの所々に落ちているメモ(「ピクミンの生態」「原生生物の生態」「オリマーの日誌」「操作ガイド」「エリアの攻略」「その他」)を見ることができる。
リプレイ
1日の終わりにGPAD(GamePad)を使い、マップ上でその日の行動を振り返ることができる。再生・一時停止や倍速再生も可能。

スキャン・突撃

新たに追加された操作。生物(植物)や仕掛けを「スキャン」して照準を合わせ、ピクミンを「突撃」させ一気に奇襲攻撃をかけることができる。スキャン中は画面がゴーグルをのぞいたようなものになり、右下にスキャン対象の名前が表示される。

サブゲーム

ミッションモード
3つのミッションにチャレンジするモード。コントローラが2つあれば2人で協力してプレイできる。追加有料ステージも配信された。
ビンゴバトル
1Pと2Pがビンゴで対戦するモード。1Pがキャプテン・オリマー、2Pがアルフを操作し、さまざまな敵や果物がかかれたビンゴカードが与えられる。プレイヤーはビンゴカードと同じ絵の物を集めていくだけではなく、ビンゴとしてゲームを成立させなければならない。戦略的にビンゴを行うために、相手の状況を随時確認しながらゲームを進める。

プレイスタイル

ピクミン3は、4つのプレイスタイルで遊ぶことができる。

TV + Wii U GamePad + Wiiリモコン・ヌンチャク
TVをメイン画面、Wii U GamePadをサブ画面(GPAD)、Wiiリモコン・ヌンチャクをコントローラとして遊ぶプレイスタイル。ピクミンを投げる動作などをポインタを合わせて行うため、より直感的な操作が味わえる。「Wiiであそぶ」から若干の仕様変更がなされ、ピクミンの解散はヌンチャクを振って行う。
TV + Wii U GamePad
TVをメイン画面、Wii U GamePadをサブ画面(GPAD)およびコントローラとして遊ぶプレイスタイル。ゲームキューブ版のピクミンと同じ操作方法で遊ぶことができる。GPADはゲームパッドの画面に表示される。
TV + Wii U GamePad + Wii U PROコントローラー
TVをメイン画面、Wii U GamePadをサブ画面(GPAD)、Wii U PROコントローラーをコントローラとして遊ぶプレイスタイル。Wii U GamePadで遊ぶ方式と同じように動作するが、GPADはテレビに表示される。
Wii U GamePadのみ
TVを使わず、Wii U GamePadのみで遊ぶプレイスタイル。GamaPadで画面・コントローラの両方を担う。操作方法はWiiリモコン・ヌンチャクの使用感に近い。2014年6月4日のアップデートより、タッチペン操作にも対応。
Wii U GamePad + Wiiリモコン•ヌンチャク
上記と同様にTVを使用せず、GamePad搭載のセンサーバーを利用し、GamaPadを画面に、Wiiリモコン+ヌンチャクをコントローラにするプレイスタイル。

MiiVerseとの連動

他のWii Uソフトと同様、MiiVerseにピクミン3のコミュニティがある。攻略情報を共有したり、プレイヤーに記録を自慢したりできる。また、GPADのカメラモードで撮影した画像をMiiVerseのピクミン3コミュニティ経由で共有することができる。

※MiiVerseのサービスは2017年11月8日をもって終了している。

更新データ

Ver.1.2.0(2013年10月2日配信)

  • ミッションモード「お宝をあつめろ!」のステージ6を無料開放
  • 追加有料コンテンツ第1弾・ミッションモード「お宝をあつめろ!」ステージ7〜10セット配信
  • ミッションモードの世界ランキング画面で世界記録が具体的な数字で表示される

Ver.1.3.0(2013年11月6日配信)

  • ミッションモード「原生生物をたおせ!」のステージ6を無料開放
  • 追加有料コンテンツ第2弾・ミッションモード「原生生物をたおせ!」ステージ7〜10セット配信

Ver.1.4.0(2013年12月2日配信)

  • ミッションモード「お宝をあつめろ!」「原生生物をたおせ!」のステージ11を無料開放
  • 追加有料コンテンツ第3弾・ミッションモード「お宝をあつめろ!」ステージ12〜15&「原生生物をたおせ!」ステージ12〜15セット配信

Ver.2.0.0(2014年6月4日配信)

  • GamePadのみのプレイスタイル時、タッチペン操作に対応
  • ミッションモードの結果画面に「再挑戦」ボタンが追加
  • その他いくつかの問題修正

E3 Trailer

E3 2012公開の初トレーラーは、ミッションモードの特に原生の杜を中心に、構成されている。新機能であるスキャン・突撃を利用した場面もある。トレーラーの冒頭と最後には完成品のスタート画面にあたるものが使用され、まだ正体の明かされぬ後ろ姿しかうつらぬ羽ピクミンが印象的である。橋を建設する場面でなぜか溺れずに水場に1匹の岩ピクミンがいる。ムービー内では完成版とのいくつか異なる点が見られる他、本編未登場エリアも使用されている。(ROM内には残っている模様)

当時初めて公開されたキーアートでは、なぜか岩ピクミンの手足が黒い。またプレイヤーキャラのラフ画像も公開された。ピクミンの横に当初の予定だった"4人"のプレイヤーが描かれ、アルフ、ブリトニー、チャーリーと、没となった背の高いキャラがいる。

完成版との主な違い

  • ブリトニーのイメージカラーが黄色
  • スキャン時のエフェクトは、対象の生物の縁が水色に発光する
  • タイトルロゴの"3"が新種である岩、羽の花と同じ紫色[1]
登場した原生生物
  • ミズンボウ
  • ウスバミツモチ
  • コチャッピー
  • チャッピー
  • トロロタラシ
  • カワスミ
  • ヨロヒイモムカデ
  • エボシトバシ
  • カジオコシ
  • カレハンボ
  • ペロチャッピー

Bulborb sleep 以上でネタバレ部分は終了です。

余談

  • 発売の折に米国任天堂公式Facebookにて、ピクミンの紙人形のデータ(印刷して切り抜いて使う)[2][3][4]と、写真加工に使える画像素材[5][6]が無料配布された。これらを利用して自由なピクミンのいる写真をつ作成し、TwitterかInstagram上で「#PikminPics」と「#Pikmin3」のタグをつけて投稿。ピクミンたちを現実世界の冒険へ連れ出そうというユニークな企画を催していた。[7]2018年11月現在データのダウンロード可能。(※数回の投稿にわたり告知が行われたがデータは同様のもの)

動画

画像

脚注

  1. 3』ではゲキカラスプレー使用時今までの発光する仕様に加え、全ピクミンの花の色がオレンジに変わるようになった。理由は不明だが恐らくそちらを採用したと思われる。
  2. Nintendo | Facebook(8/27のポスト)
  3. Nintendo | Facebook(8/29のポスト)
  4. Nintendo Console Gaming | Facebook(8/29の投稿)
  5. Nintendo | Facebook(8/28の投稿)
  6. Nintendo Console Gaming | Facebook(8/28の投稿)
  7. ピクミンたちを現実世界に連れ出そう!米国任天堂、『ピクミン3』の画像素材を無料配布中 | インサイド

関連リンク

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