この項目ではキャラクターとしてのピクミンについて説明しています。 - シリーズ全般については「ピクミンシリーズ」をご覧ください。
- シリーズ第1作目については「ピクミン (ゲーム)」をご覧ください。
ピクミンはピクミンシリーズ、およびその関連作品に登場するキャラクターである。
概要[]
とある星に生息しており、二足歩行で行動する頭に植物のついた半動物半植物の不思議な生き物。一部の種を除き、身体のシルエットは人間のようでもひょうたんのようでもある。手足ともに三本指。現在主に7種類のピクミンが確認されており、その種類ごとに様々な特徴や耐性がある。多くの生物が初めて見たものを親だと思うように、ピクミンは自分を引き抜いたものに従う習性をもつ。星に生息する他の生物に比べ非常に高い知能をもち、リーダー (=プレイヤーキャラクター) の指示によって、接触したもの、近くにあるものに反応して適宜行動する。
ピクミン1匹1匹ではとても弱く、ほっとくとすぐに食べられたり潰されたりして死んでしまうが、群れのリーダーとなる者がいることで星で最強の生物となる。ピクミンは落ちているものがあると運ばずにはいられない。運搬行動は本能であり、オリマーは「この本能こそが彼らがここまで繁栄してきた原動力ではないか」と考えている。また敵との戦闘中は振り払われても恐れずに果敢に立ち向かう (が、これは戦っているわけではなく、ただ目の前にあるものに対して反応しているだけである[1]) 日没後は天敵の原生生物が活発になるため、日没を迎える前に巣 (オニヨン/紫・白はドルフィン初号機) の中に帰るのが常である。
基本的に表情に乏しく意思疎通をはかれるかも不明だが (外伝作品を除く)、何もしないで放っておくと座る・寝転ぶ・頭の葉の手入れをするなど、個々で多様な仕草を見せる。隊列を組んでいると、つまづいて転んでしまう者や勝手にどこかへ行こうとする者もいる (これはきちんとプログラミングされた行動である) 。鳴き声も、表情の乏しさに反して場面によって声色の変化をみせる。
アニメーション作品ではオリマーとピクミンたちの日常が描かれ、ピクミンごとの性格をも感じさせるような様々な表情をみせる。『Hey!』内ムービーでもわたげを見つけて目を輝かせたり、仲間を驚かしたりと、より自由・愉快な一面を見ることができる。
生態[]
繁殖[]
ピクミンは母体であるオニヨンから生まれる。オニヨンにペレットあるいは原生生物の死骸などを持ち込み、それらを栄養としてオニヨンは苗を吹き出す。苗は地上にまかれ、引っこ抜くとピクミンが生まれる。("植物から動物への変化"という表現がされている[2]) 回収した物体の栄養価によってオニヨンが吹き出す苗の数が変わる。地上 (隊列、地中を含む) には種類問わず一度に100匹のピクミンしかいることができないため、既に地上に100匹いる場合はそれを超える量の養分を回収していても、ピクミンを生まない。ポポガシグサの場合も同様。(『Hey!』のみ隊列は20匹) オニヨン内も含め全てのピクミンを失ってしまった場合、オニヨンが1匹分だけ苗を吹き出す。
成長[]
ピクミンの植物部は大地のエキスを摂取することで成長し、葉からつぼみへ、そして花へと成長する。花>つぼみ>葉の順で足が速く攻撃力も高い (しかし紫の花は白の葉よりも遅い) 。成長度合いで劣る部分があれど、葉やつぼみだからといって死ぬわけではなく、エキスの摂取は生命的に強制ではない。光合成の可能性も示唆されておらず、どのように生命維持をはかっているのかは不明である。
ピクミンの成長は地中にいる時と自立後で異なる。まず発芽したピクミンを引っこ抜かず地中に埋めたままにしておくと、地中からエキスを吸収し成長する。発芽から2分でつぼみへ、さらに2分後で花へと成長し、そこから3分経過でまた葉へ戻り、このサイクルを繰り返す。成長サイクルは地中に埋まっている限り発生し、埋めたまま朝をむかえ花に成長したものや、自立後に生物の手によって再び埋まったものでも、それぞれの成長度合いからサイクルが開始する。しかし地中では成長サイクルがあれど、一部の生物によって起こされる風で花が散ることはない。
自立時はいずれの手段でも必ず一気に花へと成長する (花のものは花のまま) 。草やタマゴなどから得られる大地のエキスや、ゲキカラスプレーの散布のほか、ミウリンに埋められることでも必ず花になる。地中にいる時とは反対に成長サイクルは発生しないが、風で花弁が散ると葉に戻る。
生息範囲・巣[]
オニヨンは繁殖個体でありながらピクミンの巣の役割も担っており、オニヨンの脚の結合部のあたりから出入りする。オニヨンの中がどのようになっているかは一切不明。有能なリーダーにめぐりあえなかったピクミンは簡単に全滅してしまうが、完全な絶滅を避けるためにオニヨンの状態で休眠する。しかしリーダーが不在でも、ある程度までならピクミンのみで自活できる模様[3]。
基本的にピクミン1種につき1オニヨン存在するようだが、紫ピクミンと白ピクミンのみ未確認。どちらも作中では野生個体は確認されておらず、地下洞窟内にのみ登場する2種のポンガシグサを利用することで初めて出会える。オリマーたちが出会う以前にも生息していたのか、ポンガシグサの突然変異によるものなのか、詳細は不明である。
ゲームでの登場時は種類ごとに違った場所に生息しているが、一度プレイヤー (リーダー) と合流するとその限りではない。どのピクミンのオニヨンもリーダーと共に拠点に着地し、日没時には共に上昇する。『ピクミン3』では新種のピクミンと合流した日の晩にオニヨン同士が融合するようになり、最終的に全種のピクミンが同一のオニヨン内に住まう。
隊列[]
苗をひっこぬくとピクミンはリーダーのもとに集まり、隊列する。フリーピクミン (詳細は後述) はフエで呼んでやれば隊列に加わる。一度に隊列できるピクミンは100匹[4]。プレイ中の画面右下には"隊列 / 地上"のピクミンの数が常に表示される。洞窟内では"隊列 / 洞窟内"の数となる。(右側のピクミン数は地中に埋まっているものを含む) ピクミンたちは種類間の争いなどなく隊列するが、歩行スピードなどによって流動的ではあるものの種類ごとにまとまって歩く。
隊列にいるピクミンは基本的にひたすらリーダーについていくのみで、プレイヤーの指示 (主にピクミンを投げること) によって自主的に行動するフリー状態となる。また以下もフリー状態をもたらし、"投げ"と適宜使い分けることによって、より効率的な探索を行うことができる。
- 解散
- 隊列を解散させると、ピクミンは種類ごとにまとまってフリー状態になる。
- 隊列移動
- 『1』『2』で使用可能。操作によって隊列を一直線に並ばせたり、密集させたりすることができる。隊列移動中は擬似的なフリー状態であり、操作をやめると通常の隊列に戻るが、操作中に現生成物や物体に触れると反応する。
- 突撃
- 『3』で使用可能。原生生物やしかけをロックオンした状態で隊列を解散させると、ピクミンが文字通り対象に突撃する。
作業[]
敵との戦闘[]
ピクミンは敵と戦う際、対象に張り付く。さながらヘドバンをするように頭をふり、頭部の植物をムチのように使って攻撃する。頭の振り加減に合わせ、張り付いてる手足は伸び縮みする。
開発当初は投げたピクミンそのものが弾のようにダメージを与え、そのまま当たって落ちるというものだったが、生きものに見えないということで現在のようにへばりつく仕様に変更された。[5]
運搬[]
ピクミンはペレット、原生生物の死骸など自分たちの栄養となるものをオニヨンに運ぶ。運搬先は、運搬しているピクミンのうち最も人数が多い色のオニヨンとなる(『1』では持ち上げた時点での人数、『2』以降では最終的に運搬している人数が参照される。例えば、最初に赤ピクミン4匹、黄ピクミン1匹で運搬していたところに、途中で青ピクミン5匹を加勢させると、『2』以降ではその時点で行き先が青オニヨンにに変更になるが、『1』で依然として赤オニヨンに向かうう)。『2』以降の作品では分数の色が目指しているオニヨンの色になる。(オニヨンが合体している場合は吹き出す苗の色)洞窟内では死骸も全て探査ポッドが回収し、ポコに換算される。
お宝、果実といった栄養源以外の収集物やピキノツユクサの実は宇宙船に運びに行く。オリマーは、求めに応じてピクミンが自分たちの栄養源とならない物も運搬してくれることに当初疑問を抱いていたが、「ピクミンは引き抜いた者を自分達のリーダーだと思い従順に働き、リーダーが労働力ほしさの為にピクミンの数を増やしてくれることで繁栄できるという、 ある種の共生関係を築く生物なのでは」と推測している。
ピクミンが物体を持ち始めると運搬物の上には持っているピクミン数 / おもさ = 運搬に必要な最小数が表示される。1匹で運搬できる一部のものは表示されない。運搬の際はピクミンの足が速いほど、また運搬しているピクミンの数が多いほど、早く運搬できる。(中には1匹でしか持てない物もある) 荷物を持っている際のピクミンはそのおもさに関わらずのけぞったようなポーズをとる。
開拓[]
星には様々なしかけがあり、ピクミンに指示すると開拓してくれる。基本的に開拓中の動作は敵との戦闘と同様に頭をふって植物で攻撃する。間欠炎などのようにへばりつけないものの場合は、立ったまま植物だけを振る。
フリーピクミン[]
隊列に加わっていないフリー状態のピクミン全般を「フリーピクミン」と呼ぶ。厳密には作業中のピクミンもフリー状態であり、『2』までは作業中も含めフリーとして数えられていたが、『3』のピクミンインフォでは作業中のフリー数と休憩中のフリー数が分かれて表示される。
フリー時は頭の植物がそのピクミンの色に発光する。『1』の時のみ、発光に加えて体色が減退し白っぽくなる。(隊列に加えると元に戻る) 投げた時は発光し、作業中・突撃時は発光しない。フリーピクミンは近くにあるものに対して自主的に行動し、自分の作業を終えても近くに運べるものがあったり、害敵がいたりする場合は反応する。フリーピクミンはフエで呼ぶと隊列に加わる。解散時のように何もしていないピクミンについては、リーダーが直接ぶつかることでも隊列に入る。
作業中のものも含め、日没時に拠点の外(ロケットやオニヨンがある場所の外)にいるフリーピクミンは自らオニヨンに帰れないので、時間までに拠点内に入れておくか、隊列に加えておく必要がある。おきざりにしてしまうと、宇宙船とオニヨンが飛び立った後の地上でチャッピーなどに食われる(ムービーで流れる)。『2』の洞窟突入時、フリーは勝手にオニヨンに戻り、洞窟各階層の穴突入時及び、間欠泉で脱出する際は勝手に隊列に戻る。いずれの場合も作業は中断する。また洞窟内で地中に埋まっているピクミンを放って次の階層に行ってしまうと2度と合流できず、死亡ピクミンにカウントされる。
天敵や弱点[]
ピクミンの星に住む原生生物のほとんどはピクミンの天敵であり、ピクミンをねらって捕食・攻撃をしてくる。また、一部の原生生物の攻撃やしかけはピクミンの弱点をつく特殊な効果をもつため、彼らには星の至る所で死の危険がせまる。ピクミンの種類によっては何らかの耐性をもつものもいるが、非耐性の脅威に対してはパニックを起こし、最終的に死亡する。触れた瞬間即死する場合もある。一部のものは死に直結しているわけではないが、放っておくとそれもまた新たな危険を招くので、その都度何らかの対処をとることが望まれる。
パニックを起こしているピクミンはフエで呼び戻して助けてやるのが一般的。『3』のみ、リーダーがピクミンにぶつかることでも元に戻る。
ピクミンのもつ耐性に関係のある危険要素のみここに記載する。詳しくは「危険要素」を参照
- 火
- 耐性:赤ピクミン、コッパチャッピー
- しかけや原生生物の火を浴びてしまうと、頭の葉が燃え、動揺して走り回る。すぐにフエで呼ぶと助かる。赤ピクミンとコッパチャッピーは耐性をもつ。
- 水
- 耐性:青ピクミン、コッパチャッピー
- 水は状況によって対象方法が異なる。
- 水系の攻撃を浴びた場合は頭の葉が水に包まれることで溺れ、動揺して走り回る。この場合は火と同様にフエですぐに呼べば助かる。
- 水中で溺れてしまった場合は、水に浸かった瞬間から溺れ始め、一定時間で溺死する。水中にいる限りは溺れ続けるので、岸に向かって導くようにフエで呼び救出する。岸までの距離が長過ぎると助からない。また、『1』『2』のみ、フリー状態の青ピクミンは溺れているピクミンを投げて救出してくれる。岸に無事あがれると身震いする動作が見られる。
- 電気
- 耐性:黄ピクミン、コッパチャッピー
- 作品によって効果が異なる。『1』『2』では感電すると即死してしまうため、耐性をもつピクミン以外はひたすら電気系には近寄らないようにするしか手立てがない。『3』では死ぬことはなく倒れて青白く光りながら麻痺状態になる。麻痺を解きたい場合は、フエで呼ぶと元にもどる。
- 毒
- 耐性:白ピクミン、コッパチャッピー
- 頭の葉に毒ガスがまとわりつき、動揺して走り回る。すぐにフエで呼ぶと元に戻る。
- 押しつぶし
- 耐性:岩ピクミン、(羽ピクミン)
- 敵のふみつけ、転がり、ボディプレスといった攻撃や、岩 (落石) 、スイショウ、鉄球など固いものの下敷きになることを指し、一度押しつぶされると即死する。『ピクミン3』では、岩ピクミンのみで戦えば、数秒間地面に埋まるだけで済む。また、羽ピクミンもぶつかって飛ばされ、数秒倒れるのみ。しかし、コニュウドウ(岩)の攻撃のみ他のピクミン同様に潰されて死んでしまう。
- 突き刺し
- 耐性:岩ピクミン
- ハオリムシ、カブリムシ、トビカブリ、アメニュウドウによる攻撃。自身の鋭い身体の部位をのばしてピクミンを串刺しにし、それから捕食する。捕食までには数秒の猶予があり、それまでの間に敵を倒すことができれば助かるが、アメニュウドウの場合は一度串刺しにされると助けることはほぼ不可能で、攻撃が当たらないように逃げるのが賢明。いずれの場合も岩ピクミンであればはじかれるだけですむ。
- タマゴムシの発するにおい
- 耐性:紫ピクミン
- 死ぬことはないが、タマゴムシの近くにいるとにおいに混乱して走り回る。ピクミンを呼び戻しつつ倒すか、その場をやり過ごす。紫ピクミンであれば着地の振動で一度に全て倒すことができる。
種類[]
ピクミンはそれぞれ『1』『2』初登場は体色、『3』『4』初登場は外見的特徴に基づいて"〜ピクミン"と命名されている。アデリーペンギンのような目の種と、『2』以降の作品で登場した蟻のような目の種がいる。現在8種のピクミンが確認済 (登場済) 。地下洞窟にのみ登場する紫・白を除き、ピクミンの種類だけオニヨンも存在する。
無印で初登場[]
花弁の色は白。
- 赤ピクミン
- シリーズを通して主人公が最初に出会うピクミンであり、種族、シリーズそのものの看板的存在。攻撃力が高く、炎に強い。
- 青ピクミン
- 攻撃力は低めだが、ピクミンで唯一水中を泳ぐことができる。また『1』『2』ではフリー状態の時に限り、近くで溺れているピクミンがいたら助けてくれる。
- 黄ピクミン
- 投げると他ピクミンよりも高く遠くに飛ぶ。電気に触れても死なない・痺れない上、自らの体に通電させることもできる。穴を掘るのが得意。
『2』で初登場[]
花弁の色はピンク。これらの2種はオニヨンが発見されておらず、ドルフィン初号機を巣代わりとする。
- 紫ピクミン
- 足は遅いが1匹で他ピクミン10匹分のおもさとパワーがある。戦闘では随一のパワーを発揮、重いものも簡単に持ち運ぶことができ、耐性はないがそれを十分に補う。大柄な体格をしている。タマゴムシの発するにおいには動じない。
- 白ピクミン
- 小柄で足が早い。毒耐性がある上に自身も毒を有しており、敵が捕食した際は命と引き換えにダメージをくらわせる。特徴的な赤い目で、地中に隠れたお宝を探知できる。
『3』で初登場[]
花弁の色は紫。
- 岩ピクミン
- さながら岩のごとく、水晶など硬いものを破壊することができる。他のピクミンとは違い張り付くことができないが、投げて直撃させることで高い威力を発揮する。突き刺しや踏みつけ攻撃が効かない。耐性はなし。
- 羽ピクミン
- 小柄で、空をとびながら移動するため水上に連れることも可能。お宝や果実を運ぶ時もとんでいるので、地上の生物に邪魔されないで運搬できる。耐性はなし。
『4』で初登場[]
- 氷ピクミン
- 角張った見た目をしており、敵に投げると凍らせることが可能。『2』のゲキニガスプレー使用時に近く、凍った敵を解けるまでの間に倒すと粉々に砕け散る。また、水面を凍らせることも可能。
- ヒカリピクミン
亜種など[]
以下2種は、繁殖のためピクミンから分化したものと思われる。
- キノコピクミン
- ピクミンがボケナメコの胞子に侵された姿。ボケナメコのまわりをついて回る。元のピクミンの面影はなく、体色は紫色で頭の植物は全て茶色いきのこの傘に、目元も三日月型の病んでいるような形になり、奇妙な姿へと変貌する。鳴き声も怪しい。オリマーや通常のピクミンを見つけると襲いかかってくる。オリマーの場合は振り解けば正気に戻るが、ピクミンとの戦闘の際は高確率でどちらかが負けて死亡する。青ピクミンのエラに似た白色の器官ももっているが元のピクミンの特性に関係なく水中に入ってしまうと溺れ、間欠炎に接触しようものなら燃えてしまい、無論フエはきかないのでこうなると二度と助けることができない。フリーの青ピクミンも敵と認識し、攻撃してしまう。ボケナメコそのものを倒せば確実に正気に戻る。
- キャプテン・オリマー
- 『ピクミン』のバッドエンドにて登場。オリマーをピクミンが運び、オニヨンに運び込む事で種が生まれ、生えてくる。頭部しか確認することが出来ないが、頭頂部からピクミンの葉が生えている。
- ヤドリピクミン
- 原生生物に寄生あるいは一種の共生を行う。ヤドリピクミンそのものの姿は未確認。
- ハチャッピー・コッパチャッピー
- 原生生物に寄生されたチャッピーの姿。ハチャッピーはチャッピーとコチャッピーの中間くらいのサイズをしている。食事は宿主の方に任せているようで、ピクミンを見つけると通常のチャッピー同様襲ってくる。数匹の子供・コッパチャッピーを連れており、こちらはピクミンと同程度のサイズで襲ってはこない(「地上にいるピクミンは100匹まで」のルールが適用され、既に100匹連れていると出現しない)。親を倒すとコッパチャッピーは混乱して走り回るが、フエで呼ぶと隊列に加わり仲間となる。炎・水・電気・毒全てに耐性があり、汎用性が高い。親子共に地下に生息しているためコッパチャッピーを地上に連れて帰ることはできず、地上帰還の際は間欠泉の周りでオリマーたちを見上げている。帰還まで隊列にいたコッパチャッピーは死亡ピクミンにカウントされない。ポンガシグサに投げ入れればピクミンとして生まれ変わるが、途端に通常のピクミンと同じ扱いになる。コッパチャッピーの花弁の色は白。
名前の由来[]
元々は恐竜などが攻めてくる村で暮らしている、原始生物のゲーム企画があり、その住人を1匹、2匹の“ピキ”と呼んでいた。それから海外でも発音しやすい“ピッキー”に、その後商標の問題などもあり、改めて出した案の中から、ビタミンなど色んな言葉に似ていて発音しやすい“ピクミン”へと決まった。「宮本氏の飼い犬の名前のピックから」や、「“Pick Me(私を引き抜いて)”から」などとされることがあるがこれは誤り。[6]
- ゲーム内での由来(設定)
- オリマーが初めてピクミンを見た際、好物の「ピクピクニンジン」に似ていたことから"ピクミン"と名付けた。ピクピクニンジンは根が二股に分かれた形状をしている。
他言語での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Pikmin |
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ドイツ語 | Pikmin |
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スペイン語 | Pikmin |
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フランス語 | Pikmin |
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イタリア語 | Pikmin |
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ポルトガル語 | Pikmin |
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オランダ語 | Pikmin |
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ロシア語 | Пикмин (Pikmin) |
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韓国語 | 피크민 (pikeumin) |
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中国語 | 皮克敏 皮克敏 |
ピクミン |
余談[]
- 赤、青、黄、紫、白ピクミンの声はシリーズを通して音楽を担当している若井淑氏。岩ピクミンの声は声優の長嶝高士氏、羽ピクミンの声は『3』音楽共同担当の朝日温子氏がそれぞれ担当している。いずれも地声ではなく、1オクターブ半上げたもの。
- 『3』では高台 (段差の上) に投げると必ず振り返って手を振る。
脚注[]
- ↑ 宮本茂と糸井重里「ピクミンをめぐる対談」その4
- ↑ 『2』HP内メモ ピクミン生態観察その1「共生」
- ↑ 『2』HP内メモ ピクミン生態観察その2「ライフサイクル」
- ↑ ゲームバランスのため100匹になったが、GC、Wii、Wii Uいずれの機種も理論上はもっと多くのピクミンを動かすことができるマシンパワーがある。『1』のトレーラーでは100匹以上のピクミンを隊列していたことが画面の表示でわかる。
- ↑ ピクミン対談 宮本茂と糸井重里「ピクミンをめぐる対談」その3 ピクミンは生きているのだから。
- ↑ 宮本茂氏が語る、『ピクミン3』とWii Uのこれから - ファミ通.com