フーセンドックリはピクミンシリーズに登場する原生生物。
概要[]
風船のように浮かぶのが特徴的なブタドックリ科の生物。浮き袋を常に水素で満たして浮遊している。空中でバランスを保つため、体横の計8つの気門から空気を噴出している。体表面の帯は電気分解のための生体パルスが流れているもので、オリマーは「ブタドックリ科の中でも特に美しいとされる」と述べている。いずれの作品も出現場所が限られている。
オリマーやピクミンたちに対して捕食はしてこないが、近づくと一定の距離を保ちながら風で吹き飛ばそうとしてくる。ピクミンを数匹はりつかせると身体をふるわせて振り払い、一定数はりつけると一時的に落下するが再びピクミンをはらい、また浮き上がる。浮き上がる最中にピクミンをはりつかせても数匹だと払われてしまう。まとまった数だと重さにあらがえずまた沈む。なお紫ピクミンの場合は1匹でも落下する。大軍を張り付かせると全く攻撃させずに倒すことができる。
倒すと身体中の空気を放出して飛んでいってしまうが、3作目ではそのまま飛んで行かずに死骸が残るようになった。
作品ごとの特徴[]
- ピクミン
- 大水源にのみ登場。大水源にはクマチャッピーやサライムシ、ダンゴナマズなど危険な原生生物が多数生息しており、吹き飛ばされたピクミンがそれらに攻撃してしまい乱戦になることが多々あるので注意。
- ピクミン2
- 地下洞窟にしか登場しない。紫ピクミンやかぐわしき存在回収後のオリマー達は吹き飛ばすことができない。
- 今作ではフーセンドックリに近い生態をしたアオケダタラが登場。アオケダタラの吐息にはピクミンの花を散らす効果があるのだが、それとの差別化のためフーセンドックリの吐息で花が散ることは無くなった(振り払いの際に散ることはある)。
- ピクミン3
- ストーリー中は交わりの渓流の一体のみ。生体パルスの描写がオミットされた他、落下時にピクミンを振り払う際、ふりはらわずに一旦身体をふくらましてはがすようになった。また、倒した際に飛んで行かず一旦舞い上がった後死骸が落ちてくるようになった。死骸は膨らます前の風船のようにしぼんでいる。死骸の重さは2。
作中での説明[]
- ピクミン2
- オリマーメモ
- 体内の浮き袋で水素を発生させる事で浮遊する
電気分解の為の生体パルスが帯となって体表面を流れる姿はブタドックリ科の中でも特に美しいとされる
発電しながら爆発の恐れがある水素をどうやって体内で扱っているかは未だに不明
落ち葉等を息でひっくり返してその下に潜んでいる虫を捕食する
空中のバランスコントロールに鰭だけではなく、体側面の気門から空気を噴出させて、微風程度なら安定した浮遊が可能
緊急時には浮き袋を一気に開放してその場から離脱する事も出来るようだ - ルーイメモ
- 皮を揚げてスナック感覚で食べると美味いらしい
他言語での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Puffy Blow hog パフィーブロウホグ |
Puffy=ふくらんだ、Blow=吹く、hog=豚 |
ドイツ語 | Ballonerus |
Ballon=気球 + onerus=わずらわしい |
スペイン語 | Verraco volador |
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フランス語 | Puffy Volant |
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イタリア語 | Moschita Vacua |
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韓国語 | 풍선호롱 |
関連項目[]
- アオケダタラ