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ヘラクレスオオヨロヒグモとはピクミンシリーズに登場する原生生物である。
概要[]
『ピクミン2』におけるラスボスポジションの原生生物。地下洞窟『夢の穴』最終フロアにおり、最初は地中に埋まっている。お宝の山の上にいるルーイを発見し、救出を試みると地中から這い出てきて、戦闘が始まる。
ショイグモ科の生物であり、多数のお宝を身にまとっている[1]。オリマー曰く、つやのあるものを好む。外見は銀色の長い4本の足の真ん中にお宝を纏った本体がぶら下がっている。本体には6個の複眼にショイグモ特有の触覚、物を掴める脚が2対ついている。また、常時金色の羽虫のようなものが周りを飛んでいる(エフェクトだけで戦闘には影響しない)。ここまでショイグモが巨大になるのは稀らしく、背負った薬品の瓶が遺伝子に影響を与えている可能性がある模様。
戦闘では身に纏った4つのお宝を武器としており、ピクミンの耐性に対応した4種の攻撃を仕掛けてくる。また、こちらからダメージを与えるには全てのお宝を剥がす必要がある。ほかのショイグモのように一度剥がしたものを背負い直すことはない。
名前のように鎧[2]のような外骨格をもつが、お宝を全て剥がすと肌色の地肌が顕になり、攻撃してこず、ピクミンを投げても振り払ってくるのみ。倒すと全身が泡になって溶けて消えていく。ゲキニガスプレーを使って倒した場合は、他の生物と同様に石化した身体が砕ける。その際、大量のゲキカラ・ゲキニガエキスを獲得することができる。
救出したルーイは武器と同じ大怪虫シリーズのお宝「虫の王」としてお宝図鑑に登録される。そのセールストークでは、ヘラクレスオオヨロヒグモの脳はルーイがハイジャックしていたことが言及されている。
攻撃[]
各お宝の攻撃は紫以外のピクミンの耐性である火・水・毒・電気に対応しており、ひとつずつもちあげて使用する。それぞれのお宝を使用する際は、各属性の色に体色が変化し、BGMのアレンジも変わる。お宝を剥がすごとにもBGMが変化していく。ダメージのようにゲージは出ないものの、お宝ごとに耐久値が設定されており、一定の攻撃をあたえることで剥がれるようになっている。また、攻撃中には、攻撃している方とは逆の方の手で別のお宝をもっており、この間だけ独自に通常よりも低い耐久値が設定されている。ただし、一度元の体勢に戻るとリセットされる。
プレイヤーキャラクターが攻撃をくらった場合、探検キットの有無にかかわらず数秒硬直する (ダメージはない) 。
- フレア・キャノン
- ガスバーナーのように超高火力の火炎を放射しながら扇状に往復させる。攻撃範囲の中央辺りにいると、プレイヤーキャラクターが硬直を繰り返してピクミンの救出が間に合わなくなることがある。耐久値が減ると攻撃の範囲が広くなる。
- モンスター・ポンプ
- 水道の蛇口のような部位から、大量の水飛沫を放出してくる。他のお宝の攻撃範囲はフロア中央のくぼんだ地帯のみだが、これはフロア全体であり、待機させておいたピクミンにも危険が及ぶ。耐久値が減ると水の塊の量が多くなる。
- マイナスイオン・コンバータ
- 小さなトゲトゲとした電極のような物体を放出し、そこからエレキムシのように連なった電撃を流す。他のお宝と違って即死攻撃であり、かつ、攻撃時にいる場所によっては電極がくぼみの外のエリアにも飛ぶ。耐久値が減ると電極放出後から電撃を流し始めるようになり、電撃の軌道が複雑になる。
- ケミカル・ウエポン
- 毒ガスを三方向に放出する。毒ガスは回転するので素直に離れるのが得策。耐久値が減ると毒ガスを4方向に放出するようになり、かつ、回転の向きが途中を変えたりするようになる。
作中での説明[]
- ピクミン2 図鑑
- オリマーメモ
- ショイグモ科の中で最大のもの。が、ここまで成長するのはまれである。これはたまたま擬態のために背負った物の攻撃的特性が身を守るのに役立っていると思われる。
- また、背負ったビンの薬物の影響も考えられ、ひょっとすると遺伝子にも変化が現れているかもしれない。
- 他のショイグモ科が背負う物を特に選ばないのに対しこの種はどうやら、つやのある物を好むようだ。
- ルーイメモ
- 脚はゆでても焼いてもどう調理してもうまくいただける。
余談[]
- Nintendo LandのボスバトルBGMではヘラクレスオオヨロヒグモのテーマのアレンジが使用されている。