ホコタテ星はピクミンシリーズに登場する惑星の一つ。『2』冒頭では左右隣に赤い星と空色の星が位置する。コッパイ星とはご近所。
主人公であるオリマーたちの住む惑星。土星のような見た目で、交差する二本の環がある。
地形[]
ホコタテ運送の建つ地帯は荒野のようになっている。しかし社長によればその地帯は"ホコタテ湿地"として知られ、オリマーの家族からのメールでは温泉やビーチの存在について言及されており、ある程度の規模の水量を保有する星であることが伺える。(しかしホコタテ星人は2〜3cmであり、我々地球人の想起する規模よりは少ない量であると思われる。) 作中ではそれ以外の地形が一切明かされていない。
生命[]
ホコタテ星人[]
身長2〜3cm程度の小型人種。独特の言語を用いる。野菜を主食とする。ブリトニーによれば、ピクピクニンジンはホコタテ星の有名な物産品であり、オリマーも好物としている。ピクピクニンジンの中には最高級であるゴールデンピクピクニンジンというものも存在する。他にも、オニヨンタマネギ [1]、プチオニヨン[2]、マシュルームティー [1]、ホコタテヌードル[3]、宇宙一番ヌードル [1]といった食料の存在が明かされている。
実際にどのような種類の気体で呼吸をしているかは明らかにされていないが、作中では酸素が彼らにとって猛毒であることがしばしば言及されている。ピクミンの星の大気は大部分が酸素で構成されているため、オリマーやルーイたちはピクミンの星を探索する間は宇宙服を着て生命維持装置を使用することがが必須となる (ちなみに我々人間も純酸素は有毒) 。
目を見開く時もあるが、普段は目尻の垂れた一の字目が特徴的。 アルフはホコタテ星人のことを「お宝好きの」と捉えているが、ホコタテ星人全体がお宝好きなのか、『2』でのホコタテ運送の出来事が知れ渡ってのことなのかは不明。オリマーはピクミンの星の価値ある文明が滅びた事に対し「ものを大切にしない浪費文化が行き過ぎたために絶滅してしまったのでは」と考察して憂い、「心豊かな我々ホコタテ星人なら絶対にこうはなるまい」と述べていた。[4]
通貨はポコを用いる。100ポコは高級料理を山ほど食べられるほどの金額であり、社長の年給よりも高いとされている。
航海日誌ではホコタテの市長について時折ほのめかされている。
動植物[]
オリマーはチャッピーという名の犬をペットにしており、それこそ耳のあるチャッピーのような形態をしている[5]。(太るとさらにそっくりになる) その他にも、星にはピクピクニンジンといった野菜も含め、いくつかの植物相の存在が確認されている他、オリマーの日誌の一つでは蚊の存在が言及されている。
ネタバレ注意!ここには作品の核心部分に関する内容が含まれています。 |
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ルーイは社長にゴールデンピクピクニンジン運搬の失敗の理由を宇宙うさぎに襲われたせいだと報告していた。しかしその報告は後に嘘であることが判明したため、実際に作中に宇宙うさぎなる生物がいるかどうかは不明である。どちらにしても、あの星でうさぎかうさぎに似た何かの概念が存在することを意味する。 |
ネタバレ終了 |
科学技術[]
グルーオンなどのような粒子[6]を用い、尽きることのないエネルギー資源[7]や星ほどの大きさの物質を破壊できる武器[8]を有しており、科学技術は非常に発展している。
組織[]
ホコタテ運送[]
ホコタテ星の片田舎で営んでいる、宇宙をまたにかける運送会社。小型貨物から宇宙資源までさまざまな物資の運搬を担う。社長の若かりし頃に宇宙を放浪したことが会社設立のきっかけ。実に何年かぶりの大仕事であったゴールデンピクピクニンジンの運搬には、つい社長も目が眩んだ模様。[9]
ローン会社[]
『2』では、借金返済資金を捻出するため社長は「ニコニコホコタテローン[10]」でローンを組もうとするが、誤って悪徳業者である「ドキドキ暗黒宇宙ローン[11]」でローンを組んでしまう。そのため、社長は隠居生活を余儀なくされ、いかつい借金取りに追われる身となる。
余談[]
- "ホコタテ"の名は任天堂本社所在地の京都府京都市南区上鳥羽鉾立町(ほこたてちょう)に由来する。